【中央区出張パーソナル】二分脊椎の方のための安全で効果的な自宅トレーニング

はじめに:二分脊椎とは何か

二分脊椎は、胎児のときに脊椎骨や脊髄が正しく閉鎖されず、先天的に形成異常を起こす疾患です。軽度の形態変異から重度の神経障害まで幅広く、麻痺や感覚障害、尿・便失禁などもあります。ですが、それを理由に「運動」は諦めるべきではありません。むしろ、適切なトレーニングをすると、自律的な生活の質はグッと高まります。

今回は中央区在住というローカル要素も生かしつつ、二分脊椎の方が安心してトレーニングできる方法を、ジム経営+パーソナルトレーナー経験のある私・厚志が語ります。肩ひじ張らずに、実際的な内容でいきましょう。


1.トレーニング前に知っておくべき基本ポイント

(1) 健康チェックはマスト

まずは主治医、整形外科・神経内科・泌尿器科などと連携を取りましょう。二分脊椎は麻痺レベルや神経損傷範囲が個人差大なので、自己判断はNG。「どこまで動く・痛い・感覚が鈍い」など、不安な箇所は先に注記しておきましょう。

(2) 個別ケアが命

同じ二分脊椎でも身体の状態は皆違います。トレーニング内容は一律ではなく“その人専用”が理想。接地や自重で感じる感覚のズレを調整しながら、安定性・可動性・筋力をバランスよく強化します。

(3) 安全な環境を整える

中央区なら南青山のスポーツジム、あるいはマンションの一室でも、床滑りや転倒リスクにも配慮しましょう。滑り止めマット、支柱付きベンチ、バーや手すり、補助者による補助。地味だけど、これがないと怪我の原因になります。


2.トレーニングの基本構成

  1. ウォームアップ
    →ストレッチや軽い有酸素運動で体温を上げ、神経や筋肉に「動きま〜す」と合図。
  2. 安定性トレーニング(コア強化)
    →体幹・腹筋・背筋をターゲット。二分脊椎の方は重心がズレやすいので「ピラティスボール使用の体幹保持」「プランク(肘立て)」「四つん這いでの背伸ばしストレッチ」などが有効。
  3. 可動域向上(モビリティ)
    →関節に負担をかけず、動ける範囲を丁寧に伸ばします。慢性的な拘縮や硬直がある場合は、ゆっくり時間をかけて伸ばすのがカギ。
  4. 筋力強化(レジスタンストレーニング)
    →軽めのチューブトレーニングやマシンで、麻痺のある部位でも残存筋力を活かす。例えば肩・上腕などは腕立て伏せ軽アレンジ+チューブ。脚や骨盤回りはスクワットチェアなどで刺激。
  5. クールダウン(ストレッチ・リラクゼーション)
    →筋肉の疲労をその日のうちに抜くストレッチ&深呼吸で仕上げ。「今日も動いたね〜」というセルフケアを習慣化。

3.具体エクササイズ集

A. コア安定プランク(肘立て型)

  • 肘をついて体を床と平行に浮かせる
  • 腰が落ちないように「お腹に力」「お尻も締めて」
  • 10秒×3セット(余裕があれば時間増)

ポイント:初めは膝をついてOK。背中や腰が反る場合はサイドプランク(横体勢でもOK)。

B. チューブ・ショルダーエクステンション

  • ドアノブなどにチューブをかけ、後ろ方向へ腕を引く
  • 肩甲骨を寄せるイメージでゆっくり元に戻す
  • 8~12回×3セット

ポイント:肩こりや猫背予防、腕の筋力維持に効果あり。

C. ヒップリフト(ブリッジ)

  • 仰向けで膝を立てる、両足は地面
  • お尻挙げ:お尻一帯に力を入れて股関節を伸ばす
  • 5秒キープ×10回

ポイント:骨盤周りの筋力改善。下肢麻痺でも骨盤の安定性アップします。

D. チェアスクワット

  • 椅子を背に置き、ゆっくりお尻を下ろす
  • 太ももが床と平行くらいでストップ、また上げる
  • 5~10回×3セット

ポイント:麻痺側足が沈む場合は補助者や手すりを使い自己調整。

E. 呼吸連動ストレッチ

  • 床に座る・椅子に座る
  • 両手を上げて深呼吸→息を吐きながらゆっくり下ろす
  • 5〜10回

ポイント:自律神経やリラックスにも効く優秀エクササイズ。


4.中央区ならではの施設・サービス活用

・南青山のFunctionalパーソナルジム

都心なのに「静かで集中できる」「照明は明るすぎず」「支柱やレール完備」で落ち着いてトレーニングできます。マンツーマンで動作矯正・補助・生活動作まで指導可能!

・区営体育館や障がい者スポーツセンター

中央区には高齢・身体障がい者向けプログラムが多数。プールでの水中歩行、パラバドミントン、車いすバスケ体験など。出張指導の合間に体験入会もオススメ。

・専門医・リハビリ連携

中央区には整形や神経内科クリニックが集中。ジムと連携し「痛み・浮腫」など出たら即相談できる環境は安心感◎。


5.生活に取り入れたい習慣と工夫

● 毎日の歩行量を記録して「動いたかどうか」を可視化する

エアーポッドやスマートウォッチで一日何歩歩いたかチェック。感覚が鈍い部分では体が「今日はこれだけ動いた」とだまされやすいので数値化が大切。

● 水分・排尿排便の習慣チェックを同時に行う

二分脊椎あるあるですが、自覚しにくい排尿・排便がパターン化しておらず失禁や尿路感染のリスクがあります。トレーニング時間・回数・水分摂取量・トイレタイミングをセットで管理しましょう。

● ストレッチと「呼吸リセット」はセットで

「めんどうだな」この先に痛みや拘縮あるかもしれないので、2〜3分でもいいから毎日。お風呂上がりの10分は身体と心への最高投資です。

● 服装は“ラクに脱ぎ着できる”が正義

都内で効率的な乗り換え・買い物・支店巡りをしながらのトレーニング。脱ぎ着しにくいタイツタイプより、ゆるめのジャージなどが断然便利。


6.よくある質問Q&A

Q1. 疲れやすくて運動が続きません。どうすれば?
A. 疲れが強い日は、ウォームアップ・呼吸・ストレッチ・コアだけ。筋トレ・有酸素・可動域系は休む。継続が何より優先です。

Q2. 車いす使用者ですができるトレーニングは?
A. 車いす座位での体幹回旋エクササイズ、肩・腕チューブトレーニングなどあり。補助なしで椅子に座る意識を保つだけでも効果大。

Q3. 痛みが出たらどうすれば?
A. 即座に中止し、医療機関へ連絡。痛みは身体からのSOS。「根性で続ければ慣れる」なんて嘘です。


おわりに

身体にハンデがあるからって、トレーニング・筋力維持・生活改善から手を引く理由にはなりません。むしろ、安心・安全に“続けること”が最大の成果。中央区という都心立地を生かして、専門スタッフと連携しながら、ジム+出張+地域施設を組み合わせたハイブリッド型トレーニングを実践する。私・厚志の個人的なアドバイスとしては――

「ムリしないけど、サボらない」

このシンプルなルールが、長い目で見た身体の自信につながります。そして、いつか「この日が変わった日」と言える一日を一緒に作っていきましょう。


中央区にお住まいの方で相談や出張トレーニングを希望される際は、気軽にお問い合わせください。あなたの生活がもっと楽に、もっと笑いながら動けるよう、一緒にサポートします。

他にも【中央区出張対応】脳性麻痺の方へ|自宅でできるやさしい筋力トレーニングとは?というブログもございますので、是非ご覧下さい!

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