港区出張リハビリトレーナーが勧める膝の痛みを和らげるトレーニング

「歩くと膝が痛む」「階段の昇り降りがつらい」「正座ができない」など、膝の痛みは日常生活の質を大きく左右するものです。

放置すると痛みが慢性化し、やがて歩行困難や筋力低下につながることもあります。しかし、正しいトレーニングとセルフケアを継続することで、多くの膝の痛みは軽減・予防が可能です。

今回は、港区で出張リハビリを行う私が、実際に指導している「膝の痛みを和らげるトレーニング」を段階ごとにご紹介します。


なぜ膝が痛くなるのか?|代表的な原因とタイプ

膝の痛みにはさまざまな原因がありますが、以下が代表的です。

1. 加齢による変形性膝関節症

軟骨のすり減りにより、膝関節に炎症が起き、痛み・腫れ・可動域の制限が起こります。

2. 筋力不足・柔軟性の低下

太ももやお尻の筋力が不足すると、膝にかかる負担が増加。膝だけで頑張って動くクセがついてしまいます。

3. O脚・X脚などのアライメント異常

骨や関節の歪みによって片側だけにストレスが集中し、膝の内側・外側が痛むケースがあります。

4. 運動やスポーツでの酷使

過度なランニングやジャンプ、体重負荷のかかる動作が続くと、膝蓋腱や関節包が炎症を起こします。


港区出張リハビリでのアプローチの特徴

出張リハビリでは、膝の痛みを「局所的な問題」としてだけでなく、全身のバランスと使い方の問題として捉えます。

アプローチ3原則:

  1. 関節を緩めて動きやすくする(可動域の確保)
  2. 膝に負担をかけない動き方を覚える(動作改善)
  3. 筋力と安定性を高める(体幹・股関節・太もも)

膝の痛みを和らげるトレーニング3ステップ

【ステップ1】膝関節の可動域と柔軟性を取り戻す

■ 太ももの前のストレッチ(大腿四頭筋)

・立った状態で片足を持ち上げ、踵をお尻に近づけて膝を曲げる
・20秒キープ×左右2セット

■ ハムストリングスストレッチ(太もも裏)

・座って片脚を前に伸ばし、腰を曲げながら前屈
・無理に丸めず、股関節から折り曲げるように意識

■ ふくらはぎのストレッチ(アキレス腱周辺)

・壁に手をつき、片脚を後ろに引いてかかとを床につける
・30秒キープで左右交互に


【ステップ2】膝に優しい動作を身につける(動作改善)

■ 椅子からの立ち上がり練習(股関節主導)

・膝ではなく「股関節」を曲げてから立ち上がる動作を習得
・膝が前に出すぎないよう、椅子に浅く座るとやりやすい

■ ミニスクワット(浅い角度で)

・壁につかまりながら、膝が90度より浅い角度まで曲げる
・ゆっくり5秒で下ろし、5秒で戻す×10回

■ 階段の昇り降り動作の練習

・痛みのない方から登り、痛みのある方から降りる
→ この基本原則を守るだけでも膝への負担を大幅に軽減できます


【ステップ3】膝を守る筋力をつける(強化トレ)

■ セットアップ:体幹・股関節を鍛えることが最重要!

膝だけを鍛えても痛みの根本は解決できません。骨盤・体幹・お尻・太もも全体の連動を育てることが、膝の保護に直結します。


■ ヒップリフト(お尻の強化)

・仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げる
・10回×2セット。お尻と太もも裏を意識

■ サイドレッグレイズ(中臀筋)

・横向きに寝て、上の脚をゆっくり持ち上げて下ろす
・10回×2セット。脚が前に倒れないよう注意

■ ドローイン(体幹の安定)

・お腹を薄く凹ませて、体幹の深層筋(腹横筋)を活性化
・呼吸を止めず、1日3〜5回


トレーニング時の注意点

  • 痛みの強いときは無理をしない(炎症がある場合は運動中止)
  • 動作はゆっくり・呼吸を止めずに
  • 反動をつけず、筋肉の意識を丁寧に持つ
  • 毎日短時間でも継続することが重要

他にも港区出張リハビリトレーナーが勧める四十肩、五十肩対策というブログもございます。是非ご覧下さい。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です