港区出張リハビリトレーナーが勧めるシャルコーマリートゥース病の方のトレーニング
靴を履くときに足先が引っかかりやすくなったり、平らな道で何もないのに突然つまずいてしまったりすることはありませんか?また、手の細かいボタンが留めにくくなった、と感じることはないでしょうか。
遺伝性の末梢神経の病気である「シャルコー・マリー・トゥース病(CMT)」は、足先や手先の筋肉が徐々に痩せたり、感覚が鈍くなったりすることで、歩行や日常生活の動作に工夫が必要になる状態です。
この症状に対して、ただ「動きにくいから」と動かさずにいると、関節が固まってさらに歩きづらくなるという悪循環に陥ってしまいます。港区エリアで自宅リハビリを専門に行ってきた出張トレーナーの視点から、残っている筋肉の力を最大限に活かし、自宅で安全に歩行をキープするためのリハビリ戦略を解説します。
1. CMTによる「つまずき」が起こるメカニズム
CMTの特徴的な症状のひとつに、足首を上に反らす筋肉(前脛骨筋など)の筋力低下があります。
足先が下を向く「下垂足」
足首を上げる力が弱くなると、歩くときに爪先が下がったまま(下垂足)になり、地面に引っかかりやすくなります。これを補おうとして、無意識に膝を高く持ち上げて歩く「鶏歩(けいほ)」という歩き方になりがちです。
この歩き方は太ももや腰に過度な負担をかけ、全身の疲労感や別の場所の痛みを引き起こす原因になります。リハビリの現場では、弱っている筋肉を無理に鍛え上げるのではなく、関節の柔軟性を保ちながら、今ある力を効率よく使うための動作の再学習を行います。
2. 進行をなだらかにし、歩行を保つための「3つの軸」
CMTのリハビリにおいて重要なのは、「関節の変形を防ぐこと」「残っている筋力を維持すること」「環境を整えること」の3つです。
関節の「縮み(拘縮)」を防ぐ
足首や足の指の筋肉が痩せてくると、関節が特定の方向に引っ張られて固まりやすくなります(凹足など)。
関節が固まる前に、毎日こまめに動かして柔軟性をキープすることが、数年後の歩きやすさを左右する大きな分かれ道になります。
3. 自宅のベッドや椅子でできる!足元キープの3ステップ
強い負荷をかける運動は神経や筋肉を痛める原因になるため、CMTのリハビリでは「優しく、正確に、毎日続けること」が鉄則です。
① 足首の柔軟性を保つ「ふくらはぎストレッチ」
足首が硬くなって下を向くのを防ぐため、ふくらはぎの後ろ側をしっかり伸ばします。
- ベッドや床に足を伸ばして座ります。
- タオルを足の裏(指の付け根あたり)に引っかけます。
- 手前にゆっくりとタオルを引っ張り、ふくらはぎの手前側が心地よく伸びるところで20秒キープします。これを左右交互に行います。
② 残った力を呼び覚ます「足指のグーパー運動」
足の裏や指の細かい筋肉(内在筋)を刺激して、足元のセンサー機能を維持します。
- 椅子に座り、裸足になります。
- 足の指をできるだけ大きく「グー」と握り、次に「パー」と開きます。
- 力を入れるのが難しい場合は、手で優しく指を開閉するのを手伝ってあげてください。10回ほど繰り返します。
③ 太ももを支える「膝伸ばし運動」
足先が使いにくい分、脚全体の根元である太ももの筋肉(大腿四頭筋)を維持して、立ち上がりや歩行をサポートします。
- 椅子に深く座り、背すじを伸ばします。
- 片方の膝をゆっくりとまっすぐ前に伸ばします。
- 伸ばした位置で3秒間キープし、ゆっくり下ろします。左右10回ずつ行います。
4. 装具や靴選び、そして「出張リハビリ」という選択肢
CMTの歩行を助ける上で、適切な「短下肢装具」や靴の選定は極めて重要です。足首を支える軽い装具をつけるだけで、つまずきが激減し、驚くほど楽に、安全に歩けるようになるケースがたくさんあります。
港区の出張リハビリでは、病院でのリハビリ時間が限られている方や、外出が大変になってきた方のご自宅へ直接伺います。
普段履いている靴のチェックや、自宅内の手すりの位置、転倒リスクのある段差の確認など、実際の生活環境に完全に合わせたリハビリを専門職の目で見極め、安全な療養生活をトータルでサポートします。
5. まとめ:今ある力を大切に、一歩ずつ進む
シャルコー・マリー・トゥース病は、ゆっくりと時間をかけて付き合っていく病気です。「動かしにくくなったから」と諦める必要はありません。
正しい知識を持ち、毎日少しずつ関節をケアし、適切なサポートツール(装具やリハビリ)を取り入れることで、自分らしい生活や歩行を長く維持することは十分に可能です。
あなたの大切な足元を支えるために、まずは今日、お風呂上がりなどに足首をやさしく手で回してあげることから始めてみてください。
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ブログをご覧いただきありがとうございました。他にも港区出張リハビリトレーナーが勧める坐骨神経痛の改善トレーニングというブログがございます。是非ご覧ください。



