港区出張リハビリトレーニング、脳性麻痺の方のトレーニング
家で動ける」ことの意味を、もう一度考える
脳性麻痺(Cerebral Palsy)という言葉を聞くと、多くの方が「一生治らない障がい」と思うかもしれません。確かに、脳の損傷自体は不可逆的です。しかし、それは「良くならない」こととイコールではありません。
実際には、適切なトレーニングと環境調整によって、筋力・動作・生活の質(QOL)は大きく向上する可能性があります。特に重要なのが、「どこで」「どうやって」トレーニングをするか、です。
この記事では、港区で脳性麻痺の方が受けられる出張型リハビリトレーニングについて、医療や神経科学の知見をもとに深掘りしていきます。
なぜ脳性麻痺の方には「出張型」トレーニングが有効なのか?
1. 自宅=現実の生活環境である
リハビリ施設で歩けるようになったとしても、ご自宅に段差や狭い廊下があれば、歩行スキルが活かされないこともあります。自宅でトレーニングすることで、その人が「実際に暮らしている空間」に最適化された動作改善ができます。
例えば:
- 車椅子の旋回スペースが限られている→方向転換の練習を現場で指導
- ベッドが低い→段差や手すりを活用した起き上がり動作を訓練
2. 毎日使う家具や道具と連動した運動指導ができる
施設のマット上ではできた動作が、実際の椅子や布団ではできない…。これは脳性麻痺の方にとってよくあるギャップです。
出張トレーニングでは、実際の生活道具(椅子・ベッド・浴室)を使って運動・介助訓練ができるため、汎用性が非常に高いのです。
3. 知覚刺激と安心感のバランスがとれる
見慣れた空間の中でトレーニングすることは、不安や緊張を減らし、学習効率を高める効果があります。これは神経可塑性(Neuroplasticity)にも関連し、「慣れた環境の中で反復される動作」は、より神経経路を強化しやすいことがわかっています。
脳性麻痺の方に必要なトレーニングの方向性
1. 痙縮への対応:過剰な緊張をどうコントロールするか
脳性麻痺の方に最も多いのが、痙縮型(spastic type)。筋肉の過剰な緊張により、意図しない方向に関節が引っ張られる現象です。これはストレッチでは一時的に改善しても、中枢神経の「学習」がなければ再発します。
アプローチ例:
- 漸進的な筋長調整ストレッチ(保持時間60秒以上)
- 姿勢誘導によるリラックス誘発(重力負荷を逃がす)
- 呼吸を介した自律神経の調整(交感→副交感へ)
2. 運動制御障害と随意性の回復
「思ったように動けない」これは筋力が足りないのではなく、運動制御(motor control)の問題であることが多いです。
有効な訓練:
- PNF(固有受容性神経筋促通法):特定の動きを反復的に刺激することで神経-筋パターンを強化
- ミラーセラピーやイメージトレーニング:脳内マッピングを更新
- スロートレーニング:速度を落とすことで神経反応の精度向上
3. 体幹の安定性を中心にした立ち座り・歩行練習
移動手段を「車椅子」から「歩行器や杖」に変えるには、体幹の安定性が不可欠です。
- 骨盤のコントロール(傾斜・回旋)
- 腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋などインナーユニットの活性化
- ラテラルシフトやローリング動作を含む“遊びのある運動”
特に注意すべきは、「固めて安定させない」こと。脳性麻痺の方は「緊張で固めて安定させようとする」傾向が強く、むしろ可動性のある安定が理想です。
トレーニングの頻度と評価の重要性
- 週1回30分では、身体はほとんど変化しません。
- できれば週2回以上、少なくとも1回60分以上のセッションが望ましいです。
- また、「何がどこまで改善したか」を**数値化(関節角度、筋出力、移動距離など)**することが重要です。
例:
- 最初の立位保持10秒 → 1ヶ月後に30秒
- 2m歩行に20秒かかっていた → 15秒に短縮
- 股関節外転角が15度 → 25度に拡大
このように、明確な指標と評価の繰り返しが、希望と継続のモチベーションに直結します。
ご本人・ご家族と一緒に行うことの意味
出張トレーニングの特徴として、トレーナーだけでなく、日常的に介助に関わるご家族と一緒に改善に向かえるという点も大きいです。
- ベッドからの移乗を介助者が楽にするための身体操作
- 入浴時の安全な動作補助
- 車椅子→椅子間の移乗を「持ち上げない」コツ
こういった細部の積み重ねが、生活の自由度と安心感に直結します。
他にも渋谷区出張トレーナーが勧める変形性膝関節症の方にお勧めトレーニングというブログもございます。是非ご覧下さい。




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